12年前ぐらいから二次障害が出はじめ、一時は身辺の整理もままならない時期がありました。
やむなく手術を受け、以前より機能は落ちましたが、なんとか復活でき、
これから、人生の後半をしっかり楽しもう、と思っていた矢先、
社会保障削減の波が押し寄せ、「障害者自立支援法」という名前とは大違いの法律が作られてしまいました。
余生を楽しむどころか、日々の生活が成り立っていかなくなるような、
障害があることで生じるハンディを自己責任処理とする考え方による
「応益負担」には怒りがこみあげてきます。
地域の中でごく普通の生活がしたい!
重い障害があっても働く喜びや生きがいを持ちたい!
私たちは、特別なことを願っているのではありません。
障害のある人が、安心して生活できる制度をつくってほしい。
憲法でも認められているあたりまえのことです。
この訴訟は障害者問題だけでなく、人間社会の基本を問いなおす大切な訴訟だと思います。
私たち夫婦も原告としてがんばります。
きびしい道のりと思いますが、みなさん、力をあわせて闘っていきましょう。