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フォーラム障害者とICT 2008

                                パソ・ガール  パソ・ボーイ
 すべての人びとに!
 人と人とがつながり、だれもが幸せに生きることのできるICT(情報コミュニケーション技術)を!

 障害者権利条約は、差別をなくし、真の平等をめざすための方策を広範囲にわたって規定しています。
 また、すべての人のために不可欠な権利としてアクセシビリティの保障とその利活用を位置づけています。
 この10年の間に、パソコンやインターネット、携帯電話などの環境は激変しました。
 教育や就労をめぐってもとりくみがすすめられている一方で、利活用における格差も広がっています。

 JD(日本障害者協議会)は、この間、パソコンボランティアなど、
 人と人との支援のネットワーク化をはかってきました。
 今日の状況のもとで、障害のある人の実態をさまざまな視点から明らかにし、
 内外の激動する情勢を的確に学びあいたいと思います。

 また、私たちは、IT(Information Technology)と表現してきたこの分野を、
 権利条約が表現する Information and Communication Technology=ICT(情報コミュニケーション技術)
 として、人と人とをつなぐ人間のコミュニケーションの不可欠な道具として、
 より積極的に位置づけたいと思います。

 今、障害のある人びととICT利活用のための課題を深めあう場が必要であると考え、
 当フォーラムを企画しました。
 
 当日の5月25日は、あいにくの大雨のなかにもかかわらず、全国各地から103名の方が参加し、
 大いに学び、交流し、新しい勇気がわいてきました!
                                             
 日時=2008年5月25日(日)    前夜祭=5月24日(土)
 会場=東京・セシオン杉並
 
主催=日本障害者協議会   共催=杉並区     後援=東京都
 
協賛=日本障害フォーラム、日本障害者リハビリテーション協会、東京都障害者ITサポートセンター  
5月25日(日)午前
●学習・実践セミナー
 1)ホームページで障害者運動を一歩前へ!
   −みえる・きこえる・操作できるホームページにするために  
講義資料はここです
   障害者団体の担当者も参加  
    講師=岩渕正樹
坂戸パソボラ代表 、田中克典(埼玉県立越谷総合技術高等学校教員)

 2)迷惑メールが名簿を盗む?!
   −情報セキュリティとトラブル対策のために           
講義資料はここです
  セミナー2も熱心に
   講師=寺田慶治
(NPO情報セキュリティフォーラム・(有)コンピュメンター社長)

 3)情報アクセシビリティと障害者権利条約を読み解く       
講義資料はここです
  参加者の半数がセミナー3を選択
   講師=梅垣正宏
(情報アクセシビリティ研究者) 司会=矢澤健司(日本筋ジストロフィー協会理事)

25日(日)午後 
●あいさつ 山田宏杉並区長
  連帯のあいさつ

 
●記念講演 

  感動溢れた記念講演  集中した全体会場
 
  講師=畠山卓朗(早稲田大学人間科学学術院教授)
        ともに生きる喜びと気づき 
         −技術支援の実践を通して−
         

基調提案                            基調提案全文はここです
  
薗部英夫(日本障害者協議会情報通信委員長)
          
●記念シンポジウム

   目的達成の手段としてのICTの利活用と権利 
   
    −障害者権利条約の実現にむけて−
  パネルも面白かった!みんなそれぞれ、すっごく良かった。 
 
コーディネーター伊藤英一(長野大学社会福祉学部教授)
  ITなどの工学技術を用い、身体障害者の日常生活や社会参加を支援するための社会システムや福祉用具の研究を具体的な事例(支援、開発)を通して取り組む。

 
シンポジスト=
 堀込真理子
東京都障害者ITサポートセンター事務局長
 広島県生まれ。パソコンメーカーで、販売店教育やユーザーサポートに携わる。
その後転職した外資系ソフトメーカーで、障害をもつ人々のパソコン利用の現状を知り、職域転換。社会福祉士取得後、社会福祉法人東京コロニーにて重度身体障害者のIT教育とその後の就労支援に携わる。

 岡村 章三(視覚障害者・埼玉県民連絡協議会会長)
 全日本視覚障害者協議会役員時代より、視覚障害者の歩行の安全についての権利確立の運動を展開する。

 井上 吉郎
(中途障害者・WEBマガジン「福祉広場」編集長
 京都生まれの京都育ちの62歳。2006年8月に受傷、7か月前に退院、連れ合いと一緒に暮している。WEBマガジン・福祉広場は、2001年5月創刊、編集長を務める。
 障害者運動にも参加、京都障害児者の生活と権利を守る連絡会にも顔を出し、農業、自治体、社会にも興味を示す。『稲・コメ・ごはん』『産直物語』などの共著がある。年金などの施策を受けて暮している。

 渡井 秀匡
東京盲ろう者友の会理事
 生まれつき難聴。5歳の時にスティックラー症候群と診断。9歳の時に失明する。目と耳の他に股関節等の障害がある。
 高校時代にMS-DOSの習得から始まり、現在は主にWindows98のMS-DOSプロンプトを利用してメールやインターネットを活用する。盲ろう者向けパソコン教室の事業を立ち上げ、日本リハビリテーション協会パソコンボランティア養成事業委員、全国盲ろう者協会盲ろう者向けパソコン指導者研修会委員などに就任。

 茂森 勇
(サンマイクロシステム)
 1968年、難産で生まれる。脳性まひで、小学校から母の付き添いのもと、普通学級に通う。高校で理系に目覚めたが、拓殖大学商学部に入学。22歳(1990年)ほぼ単身・渡米。英語学校、短大を経て、1993年、U.C.Berkeley,ComputerScience学科に入学。インターンなどを経て、1998年、Sun Microsystems入社。2000年よりSolarisRevenue Products Ehngineering部所属。


●レインボーブロジェクト企画展 
  杉並区立こども発達センターと女子美術大学の共同研究「レインボープロジェクト」の展示。
  障害児療育支援ソフト「たっちゃんのコネク島」
  コネク島 大人も楽しい!

当日の様子を伝える

 「月刊 みんなのねがい」8月号 薗部英夫「フォーラム障害者とICT」開催(PDFファイル)
  
 「すべての人の社会」8月号 伊藤英一「目的達成の手段としてのICTの利活用と権利」

 「飛璃夢」8月号 関根千佳「東京都ITサポートセンターの活動を全国へ」


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